なぜ「行動の意味」を読み解くことが大切なのか
不登校・自傷行為をどうするか考える前に、その「行動の意味」を紐解いていくことが重要です。
一言に不登校と行ってもその背景にある問題は複雑に絡み合っています。
たとえば、ストレス、不安、家庭環境、学力、発達障害 etc…
上記のことがきっかけにはなりますが、不登校という行動を維持していることの説明にはならないことがあります。
なぜ不登校という状態が続いているのでしょうか?
今回の研修では、行動分析の観点から不登校という行動が続いてる理由を探ります。そして、登校に向けてどのように支援していくのかを考えていきます。
少しだけ行動分析の視点を紹介します。
不登校の子は学校に嫌なことがあると思っていませんか?
実はそうじゃないこともあります。
学校に行くメリットよりも家にいるメリットが大きくなれば、学校に行かずに家に居るという行動をし続けることになります。そうして、気づけば不登校という状態になっている子がいます。
この場合は家に居るメリットを減らして学校に行くメリットを増やすという支援を行っていきます。
自傷行為はもう一人の先生(僕の友人です)が担当ですが、簡単に自傷行為についても紹介しようと思います。
自傷行為は一見、とてもよくない行動なのですが、本人にとっては命を繋ぐためのとても大切な行動と言われています。自傷行為は本人なりの対処行動なんです。
とはいえ、じゃあどう対応したらよいのか困りますよね。
研修会では対応方法までしっかりとお話してくれると思います。
【研修の目的】
■ 「問題行動」ではなく「SOSのサイン」としてとらえる視点を
本研修では、臨床心理学の立場から「不登校」や「自傷行為」の背景にある心の動きを読み解き、子どもたちの行動を支援の入り口ととらえる視点を共有します。
ただ理解するだけではなく、どう支援を行っていくか、具体的な話まで踏み込む予定です。
【対象者】
■ このような方におすすめです
福祉・医療・相談支援に携わる専門職
など、子どもの心の理解に関心のあるすべての方
学校現場で支援に関わる教職員・スクールカウンセラー
不登校や自傷を経験する子どもを支える保護者
【開催概要】
■ 研修会詳細
申込方法:QRコード、もしくは下記のリンクよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdZioNu0kPQDVNtkU-z-SQOIMOBAZognUBkkgNHl0__XyW7ZQ/viewform
日時:2025年8月23日(土)13:45〜16:20
会場:沖縄県男女共同参画センターてぃるる 3階 研修室1
講師:金城勝大・與儀耕大(臨床心理士/公認心理師)
参加費:3,000円(当日払い、現金のみ対応となります。ご了承ください)