社交不安症と強迫症|認知行動療法とアタッチメントの重要性(学会発表報告)

沖縄CBTカウンセリング こみちの與儀です。
今回は、先日開催された学会での発表についてご報告します。

2026年2月7日(土)、沖縄県で開催された第47回沖縄精神神経学会に参加し、症例発表を行ってまいりました。

発表内容

今回の発表題目は以下の通りです。

社交不安症と強迫症を併発した青年に対する認知行動療法 ―アタッチメントに着目したエクスポージャーにより奏功した一例―

精神科領域では、社交不安症(人目が気になる、震えが怖いなど)と強迫症(何度も確認してしまう、汚れが気になるなど)が併発することは珍しくありません。しかし、その両方にアプローチするのは、むずかしさが生じる場合があります。

今回のケースでは、単に「慣れましょう」という従来のエクスポージャー(暴露療法)だけでなく、クライエントさんの「アタッチメント(愛着・心の安全基地)」に焦点を当てたことが、回復の大きな鍵となりました※
※愛着障害は関係ありません。ちょっとした行動問題を愛着障害に結び付けて説明する専門家が多いのは困りものです。

学会での気づき

学会当日は、県内の精神科医や心理職の先生方とお話することができ、非常に有意義な時間となりました。

  • 「安心感」があってこその「暴露」: 「怖いことに立ち向かう(エクスポージャー)」には、まず「ここなら転んでも大丈夫」と思える安全基地が必要です。
  • 個別性の高い支援: マニュアル通りのCBT(認知行動療法)も大切ですが、その方の育ちや人間関係のパターンに合わせた「オーダーメイドの工夫」が、難しい併発例を解きほぐす力になると再確認しました。

沖縄に戻ってきて初めての発表、慣れない場所での発表ということもあり、とても早口になってしまいました。。。
話したいことが多くまとめきれなかったことが悔やまれます。

臨床への還元

学会で得た知見や先生方からのフィードバックは、日々のカウンセリングに即座に反映させています。
「自分も社交不安や強迫症状で悩んでいる」「これまでの治療ではなかなか改善しなかった」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。

マニュアル通りの認知行動療法ではなく、その方に育ちや環境の中で培われたパターンを整理し、それに合わせて対応を考えていきます。

お申込みお待ちしております。

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